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科学がSFを超える日―萌え萌え未来科学講座―

2009年 6月 28日 chrno Posted in 萌える稀覯本 | No Comments »

科学がSFを超える日―萌え萌え未来科学講座―

著者/訳者:未来科学講座制作委員会

出版社:イーグルパブリシング( 2009-06-25 )

単行本(ソフトカバー) ( 192 ページ )


30年くらい前の「なぜなに少年少女科学図鑑」といったところか。
トピックのセレクトがありきたりすぎ、イラストのテイストもステロタイプ過ぎる。
3分の1を費やしたSFの資料編もボリューム不足。
イラストでちょっとは萌えても、内容的には小学校高学年から中学校向け。ラノベ以外のSF小説をはじめて読む人向けの本だ。

まず年表が2000年で止まっている。21世紀に入ってからの重要な科学的なトピックやラノベ、マンガの方向などにまるで言及されていない。『銃夢』に触れていない時点でこの本の目的があくまで「古典SFへの招待」ということがわかる。
その視点で見れば紹介されている作家も納得がいく。ティプトリー、イーガン、ソーヤーあたりはちょっと違うか。ベイリーやコードウェイナー・スミスは紹介したくてもできなかったのだろう。

たとえば庵野秀明からの流れで古いSFを調べることはあるだろう。しかし科学的トピックからSFに言及するのは小中学校の自由研究程度のものじゃないのか。
レベルとして中途半端。歴史を追ってSFを読みたいなら野田大元帥の諸作かヨコジュンか『小松左京のSFセミナー』でも古本屋で探して読もう。
この本の内容自体古書っぽいけどさ。読んだのが「かぐや」の月面映像を見たすぐあとだったから余計そう思うのかも知れない。

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