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極東アイドル

2009年 6月 1日 chrno Posted in 萌える時間平面 | No Comments »

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「誰これ、山瀬まみ?」
丸い童顔。黒目がちの小さな目。樹上の小動物を思わせる顔立ちはほしのあきというより、なるほど山瀬まみだ。
瑤瑤(ヤオヤオ)こと郭書瑤(グオ・シューヤオ)。
台湾の巨乳アイドル。ヲタクの女神さまとかいわれているらしい。またお嬢さまではないらしく、実家が貧乏であることを公言している。

80年代以前のデータは手元にないのでわからないが、東アジア圏のアイドルの傾向は日本のアイドルの傾向とほぼシンクロしている。発生元が日本なのかどうか手元のデータだけでは判定できないが。

古くはアグネス・チャンから始まる。黒い髪黒い瞳、背丈も日本のアイドルと変わらず、話さなければ香港・台湾のアイドルは日本のアイドルとほとんど違和感がない。
まず80年代香港からプリシラ・チャン(陳慧嫻)がやってくる。コイズミより一つ年上のプリシラの日本上陸はアイドル全盛の日本においては大きな事件とはならなかったようだ。
プリシラがシンガーとして一定の評価を日本で受けるようになったのは90年代前半のアジポップブームで再上陸した頃か。80年代のアイドル歌謡の反動なのか猫も杓子も「アーティスト」と名乗りボーカリストの地位が低迷していた頃。香港歌謡に失われたボーカリストの価値を見いだしたものだ。HMVのワールドミュージックコーナーにはプリシラをはじめ、ヴィヴィアン・ライ(黎瑞恩)、ヴィヴィアン・チョウ(周慧敏)などの香港盤がHMVのワールドミュージックコーナーを席巻していた。そうそう『美少女宣言』なんていうオムニバスがあったな。いずれの歌手も日本の楽曲、特に中島みゆきをカバーしているのも特徴。余談だがプリシラはSMAPまでカバーしている。1992年の『帰来吧』の2曲目「月亮」が名曲過ぎる件。

台湾のアイドルとしてはアジポップブームのときはターシー・スー(蘇慧倫)、日本デビューもした伊能静(伊藤静ではない)などやはり歌唱中心のアイドルが活躍したが、90年代半ば以降日本の「アイドル」がいわゆる「グラドル」に変質していくにあわせるように台湾でもビビアン・スーなど歌唱より演技、どちらかというとフォトジェニックなアイドルが大きく扱われていくようになる。

2000年代後半の現在の日本は転落すればAVへ一本道のグラドルよりもPerfumeやAK48のようなかつての「プロジェクト型」アイドルへ回帰しつつある。つか、乱造されたグラドルに飽きがきているというのが正しいか。

アイドルに夢中になるティーンエイジャーが二次元にシフトしたというのは必ずしも今のアイドル「冬の時代」の原因としては正しくない。中川翔子や小倉優子のような(ニッチな)特定のマーケットを指向していくのをみるとわかるように、「みんな王道」というような80年代のロジックが通用しなくなっているだけだ。多種多様なアイドルへの要請があり、マスマーケットではなくなっている。プロデュースをしていく中心的な30代後半から40代のバブル世代はちょうど80年代に10代だったわけで、市場の傾向と自分たちが持つ「アイドル」のイメージとの乖離があるのかもしれない。

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SMAPが現在も「アイドル」として君臨しているような時代、従来のアイドルへの価値観は通用しない。80年代のアイドルのライブ映像とPerfumeのライブ映像を比べると一目瞭然、現在のアイドルはスペックが著しく高い。ダンスしかりMCなどに見えるクレバーしかり。長澤まさみなども評価に「演技」という項目があるわけで、80年代のアイドルには考えられなかったことだろう。アイドルはよく人形に例えられるが、現在のアイドルは自己プロデュース含みで、みんなが「コイズミ化」しているのではないか。小泉今日子の乱立と考えれば80年代よりエキサイティングな状況ともいえるのだ。

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